デスクワークやスマートフォンの普及によって、猫背姿勢やストレートネックなどの悪い姿勢の方は増加しています。
猫背姿勢でいると見た目が悪いだけでなく、さまざまな症状を引き起こしやすくなってきます。
猫背とは?
人間の背骨は、本来ゆるやかなS字カーブの湾曲をしています。背骨は上から頚椎、胸椎、腰椎、仙椎と分かれます。その内、胸椎の背中側が極端に丸まっている姿勢が猫背姿勢となります。
猫背の状態が進行すると、背骨のS字カーブがなくなってきて、丸まった状態が固定されてきてしまいます。
そうなってくると、巻き肩ともいわれる肩が内に巻いて入ってくる姿勢にもなってしまいます。
日本人の体型は、欧米人と比較すると骨格が全体的に平たく、筋肉量も全体的に少ないです。
また、正座やお辞儀、体育座りといった文化なども、日本人に猫背が多いことに影響を与えていると言われています。
腰痛や首・肩こり、自律神経系などの症状も、普段の姿勢が影響し発症していることが多く見られますので、姿勢のチェックは非常に大切になります。
猫背のチェック
正しい姿勢として、横から身体を見た時に下図の重心線に沿った位置に身体の各部位があります。耳の位置が肩より前にあると、猫背姿勢やストレートネックとなっている可能性が高いと言えます。
ストレートネック(スマホ首)
ストレートネックは、猫背姿勢に直結してきます。
・長時間のスマホやパソコン操作
・同じ姿勢での読書
・高すぎる枕の使用
・猫背姿勢でのデスクワーク
といった首が前に出るような姿勢を続けることで、首の骨のカーブが失われる状態を指します。
ストレートネックの状態を放置しておくと
・首、肩のコリや痛み
・手や腕のしびれ
・首の可動域の減少
・ヘルニア
・頭痛
・腰痛
・めまい、吐き気、ふらつき
・耳鳴り、難聴、耳閉感
・視力低下、眼精疲労
といった日常生活に支障をきたすような症状が出現することもあるので、早めの改善が大切になってきます。
ストレートネックについての症例別ページはこちらにも掲載しております。
猫背姿勢改善の上で大切な肩甲骨
猫背姿勢や姿勢が悪い人は肩甲骨が固くなりやすく、動きが出づらくなってしまっていることが多いです。そうなってくると肩こりや背中のハリ・コリといった症状が出現しやすくなってきます。肩甲骨の内側にある筋肉が上手く使えず開いてしまい、肩関節が内巻きに入ってしまう巻き肩にも影響しやすいです。
また肩甲骨は、背骨の中の胸の骨に当たる胸椎に位置し、大きい骨にもなるので柔軟性や筋力は良い姿勢を保つ上でも大切になってきます。
当院では施術メニューの中で肩甲骨はがしもご用意していますので、肩・首周りの固さや猫背姿勢が気になる方はぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
様々なお話をさせていただきましたが、日々の姿勢が悪いことで身体の一定部分に負荷が高まり、痛みやしびれなどの症状に繋がりやすいと言えます。
「自分では姿勢に気をつけている」という方でも姿勢の写真を撮ってみると猫背姿勢、ストレートネックになっていることも多くありますので、まだ痛み・しびれなどの症状が出ていない方も予防や姿勢矯正は大切になってきます。
当院では写真を用いてビフォーアフターの変化を見ていったりと、お客様へどこが原因で姿勢が問題になっているか、悪くなっているかをわかりやすくご説明させて頂いております。
整体KOTOBUKI-寿-
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